薬の管理・飲み方や急な発熱・下痢・嘔吐など、急な症状の対処方法をご紹介しています。
①食べ物、飲み物に混ぜる
お薬の味を隠してくれるので、飲みやすいことが多いもの
・チョコレート
・ココア
・バニラアイス
・はちみつ(1歳未満の子どもには与えないでください!!)
※はちみつは1歳未満の子どもは食べられません!!ボツリヌス症という症状を引き起こすことがあります。
はちみつに含まれていることがあるボツリヌス菌が、腸で増殖して発症します。
⚠ฺ 避けた方が良い食材 | |
スポーツドリンク・100%果物ジュース 等 | 酸味があるものに混ぜると味が悪くなることが多いです。 |
ミルク | ミルク嫌いになることがあるので混ぜない方が望ましいです。 |
②団子状にする
対象年齢としては、赤ちゃんに有効です。
やり方
③ほめる、持ち上げる
精神論ですが、少し大きくなってきた子や、兄弟姉妹がいるときの上の子に効果が大きいです。
お薬を飲めたら少し大げさに褒めてあげてください。
そして少し大人扱いしてあげれば、自信にも繋がります。
先端に少しだけ、水やベビーオイル・オリーブ油・ワセリンなどを塗ると入りやすくなります。
坐薬を入れた後、そのまま10秒~30秒くらい押さえておくと出にくくなります。
赤ちゃんであれば坐薬を入れた後、腕などでおしりを押さえて数分抱っこしてあげるとさらに出にくくなります。
立ち上がることができる年齢であれば、挿入した後に立ち上がると自然に深く入っていきます。
挿入後は10~20分で溶けていきます。
そのため、固形状の坐薬がうんちと一緒に出てきてしまったら、もう1個入れても大丈夫です(約5分以内で出てきたとき)。
ただ、固形状の坐薬が見当たらなければ、追加でもう1個入れないでください。
30分以上経っていれば入れる必要はありません。
使用期限はもらった薬局によって様々です。
また、薬によっては体重や年齢で使う量が変わってきます。
もらってから1~2か月であればさほど体重も変わらないと思いますが、医師や薬剤師に相談してください。
坐薬は直腸という部分で吸収されます。
こどもでは肛門から指の第一関節が入るくらい、赤ちゃんでは1~1.5cmくらいまで挿入すると出にくいです。
夜間・休日で、子どもの急な病気の対処法や病院の診療を受けた方が良いか迷ったときは「小児救急でんわ相談」へお電話ください。
下記全国同一の短縮番号をお使いください。
「小児救急でんわ相談」短縮番号 | |
#8000 |
※都道府県により実施時間帯が異なる場合があります。
嘔吐には様々な原因があります。
嘔吐を繰り返す、高熱がある、顔色が悪くぐったりしている、下痢をしている、強い頭痛がある、血液を吐くなど、普段と様子が違う場合は受診しましょう。
乗り物酔い、せき込み、号泣によっても吐くこともありますが、これらは心配の必要は少ないでしょう。
また、吐いてしまったことで脱水が心配になるかもしれませんが、吐き気が強い時(吐いている時)は水分を飲ませないのが原則です。口を濡らす程度でよいでしょう。
吐き気が軽くなってから水分(経口補水液が望ましい)を少量ずつ与えるようにしてください。
下痢は細菌、ウイルス、食事など様々な原因があります。
回数が多い、熱がある、体調が良くない、腹痛を伴うなど、普段と様子が違う場合は受診しましょう。
下痢をしている時は脱水に注意が必要です。
こまめに水分(経口補水液が望ましい)を摂ることが良いでしょう。
特に、ぐったりしている、尿が半日出ない、顔が小さくなるなどの症状がある時は脱水がひどい状態の可能性がありますので、すぐに受診することが望ましいです。
とびひ の正式な病名は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といいます。
あせも、擦り傷、虫刺され、湿疹に菌が感染することで形成されます。
それをかきこわした手や衣服、タオルなどを介して体の他の部位へ感染が広がります。
夏場に多いですが、冬にもみられます。
とびひ部分を洗い流すのがよい消毒と言われていますので、シャワーは特に問題ありません。
湿疹にはアトピー性皮膚炎、乳児湿疹などあります。
これらの湿疹は皮膚を清潔に保つことが大切です。
・毎日の入浴
石けんで汚れを落とすことは大切ですが、強くこすらないように優しく洗いましょう。
また、石けんが残らないようにきれいに洗い流してください。
・保湿をしっかり
入浴後はもちろんですが、保湿をすることで皮膚を良い状態に保ちます。
じんましんの原因は細菌、ウイルスなどの感染、疲労・ストレス、食物・薬剤アレルギーなど様々です。
お風呂で温まりすぎると、じんましんがひどくなることがあるので、ぬるめのシャワー浴が良いでしょう。